水棲昆虫とフライフィッシング
渓流の魚は昆虫を食べている
渓流に棲むトラウトたちは、その主食のほとんどが水棲昆虫です。フライフィッシングでは、魚が捕食している虫を模したフライを使う「マッチ・ザ・ハッチ」の考え方が基本となります。
その場で羽化している虫を観察し、適切なフライパターンを選ぶことで釣果が大きく変わります。とくに以下の種が重要です。
- カゲロウ(メイフライ)
- カワゲラ(ストーンフライ)
- トビケラ(カディス)
- ユスリカ(ミッジ)
- ガガンボ
- 陸生昆虫(テレストリアル)
それぞれの羽化時期や特徴を理解しておくと、より戦略的な釣りが可能になります。
カゲロウ(メイフライ)
春~初夏にかけて羽化のピークを迎える代表的な水棲昆虫です。

カワゲラ(ストーンフライ)
清流に多く、初春や真夏の水温が安定した時期に羽化します。

トビケラ(カディス)
成虫は夜行性で、夕方から活発に飛び始めます。イブニングライズで活躍します。

ユスリカ(ミッジ)
小型の虫で、春先や冬場でも活動。低水温期のフライ選びに重要です。

まとめ
渓流釣りでは、水棲昆虫を理解することが何よりも重要です。魚がどの虫を、いつ、どこで捕食しているかを見極められれば、釣果は大きく向上します。
「自然を読む力」が、フライフィッシングの奥深さと楽しさをさらに引き出してくれるでしょう。
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