メイフライ(カゲロウ)の特性と羽化時期


水生昆虫の多くは幼虫⇒サナギ⇒成虫の順に変態していきます。
カゲロウはサナギの形態をとらないで幼虫から亜成虫へと変態の過程を行います。
その生態のため、しばらくは(数日)川原近くの木や草に止まって最後の脱皮を準備し、
亜成虫から脱皮してようやく成虫になる事が出来ます。

カゲロウの羽化は条件によって異なりますが多くは早春から始まります。
羽化が一番多い季節は春でスーパーハッチが多く見られます。
※詳しくは一番下の表を参考にしてください。

カゲロウをイメージしたフライフィッシングは春と秋が狙い目です。
捕食しているカゲロウを推測し、大きさと色が近いフライを使ってみましょう。

メイフライは種が多くパターンを推測するだけでも大変です。
厳密に同じイメージしたフライで無くても問題ありません。

ライズのパターンを分析し狙ってみるのが奥が深くフライフィッシングの醍醐味となります。
ウエットフライでも釣れますので、自分のスタイルにあった攻め方をしてみましょう。

ライズを確認出来ない場合はニンフなどで深場を攻めます。
ドロッパーなどでフライを2〜3本くらいセットし、色々と探るのもオススメです。
カゲロウは早春の時期は気温が上がる時間帯に狙い、 気温が高くなる時期は夕方に狙いましょう。

水生昆虫を理解すれば釣りが変化する。

他の水生昆虫の種類・生態・羽化時期は以下のリンクから移動できます。
メイフライ(カゲロウ)
ストーンフライ(カワゲラ)
カディス(トビケラ)
ガガンボ/ミッジ(ユスリカ)

・シロハタコカゲロウ

成虫で7mm前後

時期は真夏以外は現れる


・エロモンヒラタカゲロウ

成虫で約12mm前後

時期は4月から11月

 


・キョウトヒメフタオカゲロウ

成虫で約11mm前後

時期は3月から4月に現れる

 


・シリナガマダラカゲロウ

成虫で10〜15mm前後とマダラカゲロウの種の中では大型

時期は3月から4月

 


・オオクママダラカゲロウ

成虫は約10mm前後

出現期は3月末〜4月初め

 


・ナミヒラタカゲロウ

成虫で約2mm前後

出現期は4月

 


・シロタニガワカゲロウ

成虫で11mm前後

時期は4月から7月

 


・マエグロヒメフタオカゲロウ

成虫で15mm前後

時期は3月から4月

 


・オオマダラカゲロウ

成虫で15mm前後

時期は4月から6月

 


・ミツトゲマダラカゲロウ

成虫で約14mm前後

時期は5月から6月

 


・トビイロカゲロウ

成虫で7mm前後

時期は4月


・ウエノヒラタカゲロウ

成虫で10mm前後

時期は4〜5,7〜11月

 


・ヒメヒラタカゲロウ

成虫で7〜10mm

時期は4〜5,7〜11月

 


・クロマダラカゲロウ

成虫で10mm前後

時期は5〜6月

 


・ヒメフタオカゲロウ

成虫で10mm前後

時期は5月から8月

 


・ナミフタオカゲロウ

成虫で20〜25mmと大型

現期は5月

 


・フタバコカゲロウ

成虫で約4mm 全長で9mm前後

時期は4〜5,8〜10月

 


・キハダヒラタカゲロウ

成虫で13mm前後

時期は5月から6月

 


・チラカゲロウ

成虫で16から18mm

時期は5月から6月

 


・モンカゲロウ

成虫で16mm前後

時期は5月から6月

 


・アカマダラカゲロウ

成虫で6mm前後

時期は6月から9月

 


・タニガワカゲロウ

成虫で6mm前後

時期は6月

 


・ミヤマタニガワカゲロウ

成虫で8mm前後

時期は6月

 


・フタスジモンカゲロウ

成虫で約20mmと大型

時期は6〜10月

 


・トウヨウモンカゲロウ

成虫で15〜20mm

時期は5〜9月

 


シロハラコカゲロウやフタバコカゲロウを要チェック!



コカゲロウはフックサイズ#18-22くらいの小さなメイフライ。
生存するパターンは国内だけでも数十種確認されている。
日本全土広くに分布し、生息数が多く羽化期も長く、魚にとっては格好の捕食ターゲットになる。
フライフィッシングにおいて重要な存在には間違いない。

羽化期は冬世代が出現する春と、夏世代が出現手る秋の年間2回。
羽化がなくなるのは、真夏の少しの期間だけに限定される。
ちなみに冬世代のダンは夏世代よりも大きい傾向がある。

コカゲロウは、成熟したニンフが水面に泳いで浮かび羽化する。
ニンフのウイングパットが黒のは羽化が近いサイン。
コケゲロウは種類が多いのでサイズやカラーが多く存在する。
ボディーカラーは
・オリーブ
・ブルーダン
・クリーム
・ペールモーニングダン
などが、基本カラーになっている。

ウイングは、
・ライトブルーダン
・ダークブルーダン
が多い。

あったかい地域では、3月の解禁当初から羽化があるシロハタコカゲロウをマークしときましょう。
羽化は気温が上昇する昼前後に始まることが多い。
水温の上昇が鈍い時などは14時位になる事もあるが、大体その時間帯を目安にするといいだろう。
水温の目安としては、9℃

このように羽化は一様に始まるわけではなくて天候などに左右される。
風邪のない日は羽化のピークはなくダラダラと羽化が続く。
羽化量が最大になるのは
・天候が崩れる
・小雨が降る
・雪の影響で気温が急激に下がる
・スーパーハッチは、こんな時に始まるので、覚えておきましょう。
コカゲロウは早瀬や平瀬に住んでいるのでライズフィッシングを狙うのであれば、
上流に長い瀬が続くプールでライズを狙うといいでしょう。
羽化の為に水面に向かう、イマージャーやダン羽化に失敗した個体がプールに流れ集中するからである。

当然、条件さえ合えばどこでもライズします。瀬の中のライズは気づかずにいることも多々ある。
ライズを発見してもライズリングは簡単に消えてしまうので、ライズの場所を忘れないように、覚えておきましょう。

フライは、
・ボディ
・ウイング
など薄くサラッとです。
厚くしてしまうとNGです。
CDCダンは釣れますが、、視界のためにCDCを増やしすぎるのは魚にバレますのでご注意を。

羽化直前のヒラタカゲロウ、イマージャーに要注意



春先に注目すべきヒラタカゲロウは、
・タニヒラタカゲロウ
・ナミヒラタカゲロウ
・エルモンヒラタカゲロウ
の3パターン。

ヒラタカゲロウのニンフパターンは、その名の通り平べったいボディーが特徴。
2対のテールはボディーより若干長め。タイイングの際に意識してみましょう。

生息域は、平瀬や早瀬の平べったい石の上で、そこに付着した珪藻類を食べている。
川を歩いていると、ツルツルすべる石からチョチョと逃げる昆虫がいます。
それがヒラタカゲロウの仲間達です。
強い流れでも石の裏を移動します。

羽化の状況が分からい河川で釣りをする場合は、ニンフの大きさによって生育状況をしり、
ウイングパットの色により羽化時期を予想することは容易である。
タニヒラタカゲロウもエルモンヒラタカゲロウも羽化時期を迎えた終齢ニンフの大きさは、
13〜14ミリなので、捕まえてみてサイズを比較してみる。
捕まえたサイズとウイングパットの色で羽化に近いのかを判断出来る。

羽化は年1回だが、エルモンヒラタカガロウは秋にも羽化がある。

羽化の方法は水中羽化になる。
水中で脱皮したイマージャーが水面に上がってきてダンになる。
タニヒラタカゲロウとエルモンヒラタカガロウのダンは、サイズ・カラーともに似ている。

ダンのフックサイズは#14くらい。
ボディーとウイングのカラーはクリームになる。
エルモンヒラタカゲロウのメスのボディーは薄い緑。
これは、体の中の卵が透けて見えているからです。

羽化期はタニヒラタカゲロウが早く、次にエルモンヒラタカゲロウになる。
タニヒラタカゲロウの羽化は解禁当初の3月初旬。
エルモンヒラタカゲロウは3月中旬。

羽化は日中にすることが多い。
風のない穏やかで気持ちの良い日には10時位からハッチが始める。
羽化の後半時期になれば時間帯も遅くなり2時位になる事もある。

どっちもサイズが大きくクリームカラーなので目立ちます。

タニヒラタカゲロウとエルモンヒラタカゲロウの羽化形態に違いはなく、サイズもカラーも一緒なので、
タニヒラタカゲロウとエルモンヒラタカゲロウを同じとしてタイイングしといても問題ないと思います。

水中羽化の為に、水面に上昇している途中で捕食されることが多い。
ダンが飛んでいて、水面にいないのに激しいライズを見たことはありますよね?
そんなときは、水中で捕食されていることが多く見受けられます。
ダンに反応しないのであれば、魚の捕食のステージは水面下になってると思いましょう。
イマージャーのフライやウエットフライ、これらが効果的でしょう。

解禁当初のメイフライにはナミヒラタカゲロウがいます。
ナミヒラタカゲロウのダンは茶褐色でタニヒラタカゲロウやエルモンヒラタカゲロウより多くなります。
フックサイズならば#10〜12。

3月中旬から羽化するメイフライ「オオクママダラカゲロウ」


ナミヒラタカゲロウのダンと凄い似ているので間違えやすです。
羽化の時期を注意していれば間違わないですみます。

マダラカゲロウ 

オオクママダラカゲロウは年1回の羽化。
マダラカゲロウの仲間では一番最初にハッチする。
ニンフの時期には体長が約12〜13mmくらい。
ボディは茶褐色で、頭部からテールまである正中線がポイント。

ニンフは泳ぐのが下手で歩くのも遅い。
魚にとっては、食べやすいターゲットになることであろう。

羽化方法は水面羽化。
成熟したニンフが水面まで上がって羽化する。
ここでもやっぱり、泳ぐのが下手なので魚に捕食され易い。

羽化した直後のダンはフックサイズにして14番くらい。
ボディはオレンジ系の茶色で、目立つ存在。
薄い茶色のウイングの翅脈に黒い網目模様がある。
羽化期はだいたい20日くらい。
あったかい地域では3月中旬にはダンの姿を見つけられる。

羽化は昼過ぎくらいに起こることが多い。
天候によって簡単に左右される。
晴れよりも曇り、曇よりも雨と羽化量が増えていく。
ハッチが少ない時は10分前後で終了する事もある。
長くても30分くらいで終わる。
暖かい春風の日で雨を伴っているときにはスーパーハッチのキッカケになる。
とくに、わずかな増水があった場合には是非ハッチを待ってみましょう。
こんな時は1時間くらいハッチが続く事もある。
しかし、晴天無風で謎のスーパーハッチが起こることもあった。

オオクママダラカゲロウの認知度は高い。
とくにマッチザハッチを生きがいとしているフライマンにとって知らない人はいないと思う。

日本に広く分布し渓流から本流まで生息している。
メイフライの中では生息数が多い方です。
春一番に羽化するマダラカゲロウで羽化が日中に行われるため明るい昼間からライズを狙った釣りが出来る。
ダンはボリュームがあり羽化方法は水面羽化のため、
水面のダンがよく捕食されることがある。

オオクママダラカゲロウの羽化期に川にいれば、
気にしていなくても水面で捕食されている瞬間を見ることが出来るであろう。

羽化期のピークが水温12℃くらいと渓流の魚の適温に近くオオクママダラカゲロウの羽化が魚をドライフライで狙える水面に意識させる存在になる。
ありがたい水棲昆虫です。

オオクママダラカゲロウは短時間に集中して羽化する習性なのでオオクママダラカゲロウを意識した釣りであるのらなば昼が勝負のポイントとなる。

昼の1時間くらい前にフライをセットしておきましょう。
ハッチの時間が短いため、ハッチしてからフライをセットしたら遅いことが多くある。
ハッチが始まった瞬間にフライをキャストする気持ちが必要。

オオクママダラカゲロウのハッチが始まれば魚は水面を意識する。

待つ場所は基本に忠実にプールで待ちましょう。
プールには大型の魚がポジションしておりハッチを待っている。

ライズがあったらすぐにフライをキャストする。
ライズの始まりの反応の良さは是非試して欲しい。
なので、ライズが起こってからフライをセットしたんじゃ遅い事が多い。

フライのパターンはオオクママダラカゲロウに限って言えばパラシュート以外ないです!
ダンやフローティングニンフ羽化の途中の個体をイミートしていればとっても良く釣れる。
CDCのウイングをスペント状に付ければ羽化に失敗した個体にみえるだろう。

年間ハッチ時期を下に表しました。

メイフライ(カゲロウ)年間ハッチチャート





フライフィッシング 完成フライ アートライズ

ページのトップへ